兵器開発の波は、2つの惑星に刻を同じくして、 知能を持つ、『有機型自動兵器生産工場』を開発させた。
人を始め全ての動物達は、その『邪悪なる兵器』によって捕らえられ、次々に『悪魔』━━生体兵器へと姿を変えられていった。
そして、地上から『人』という存在が消えるのに、7日と掛からなかった。
━━誰のために戦うのか?
━━何の為に戦うのか?
『悪魔』に変貌した者達は、そんな疑問すら感じる事無く、互いの存在を賭けて、ただひたすら戦いの歴史を紡ぎ続けた。
しかし、それは数年後、『4人』の自我の目覚めにより、綻びる事になった。
『悪魔』達は狂喜した。自分とは異なる者の復活に……。自分達の未来に……。
しかし、『悪魔』に姿を変えた者達は、心の奥底に沸いたその喜びとは裏腹に、与えられた使命を遂行するべく、活動を━━『人』と云う存在の排除を開始した。
今ここに、最後の戦いが始まる……。