すべては、幻想なる物語。緑の大地と、青き水を豊満にたたえた国、カダシス。
国は富み、国民には笑顔があふれ、平和そのもののこの国も、かつては強大な悪の力によって、絶滅の危機にさらされていた。突如としてこの国に現れた男、「ガル・アジース」が、魔物たちを率いてこの国へと、攻め込んできたのだ。国中に魔物が溢れ、なおも侵略の手を緩めぬガル・アジースは、邪悪なる暗黒の破壊神「アズ・アトース」を召喚し始めたのだ。アズ・アトースが召喚されれば、この世は破壊の二文字に 支配されてしまう。
その時、一人の若者が現れた。若者は万物の元であるエレメンタルを掛け合わせて様々な物へと変身し、多数の魔法を駆使して敵を倒すと、ついにガル・アジースとアズ・アトースを「８冊の魔導書の封印」へと封じ込めた。 人々はエレメンタルを巧みに使い、自在に変身し、自在に魔法を変化させて戦う若者を「マジシャン・ロード」(最高位の魔術師)と呼んで称えた。
あれから数百年……平和のときが流れた。ある日、城の宝物庫に安置されていた８冊の魔導書の封印が、突如として宙に舞い、空の彼方へと消え去ってしまった。 ガル・アジースが封印を破って蘇ったのだ。ガル・アジースは、再び魔物を率いてこの国へ攻め込んできた。混沌の時代の幕開け……。
国に魔物が溢れんとする時、一人の若者が立ち上がった。その若者の名前はエルタ。かつて英雄マジシャン・ロードの最後の末裔。ガル・アジースの復活は、エルタに流れるマジシャン・ロードの血を呼び起こしたのだ。ガル・アジースの目的は破壊神の召喚。その前に８冊の魔導書の封印を集め、再び封印を施さなければならない。 エルタは８冊の魔導書の封印を求め、敵のただ中へと旅立っていった……。