風薫る5月のこと。
覇天高校に通う男子生徒である主人公は、ある日、修学旅行の旅行委員に任命されます。
飛びぬけた能力を持ちつつも、普通の高校にうまく適応できない少年少女が通う高校。
まわりの生徒たちも、多かれ少なかれ問題児ぞろいです。
「不知火舞」と「ユリ」は、すでに旅行先のスケジュールをたてているようです。
転校生の「ミナ」は我関せずといった態度で、表情ひとつ変えません。
「シャオロン」は楽しみにしつつも、自分が行っていいのかためらっています。
「神鷺はるか」には、なにか気になることができたみたいです。
日常のすぐそばにある、非日常。いつもと同じクラスメートたちの、ふだんは見せない表情。
そして旅行先で生まれた、新たな出会い‥‥。
修学旅行が終わったとき、あなたと手をつないでいるのは誰でしょうか?