KOF MAXIMUM IMPACT regulation A

どうもー！KOF　MIシリーズプロデューサーのFALCOONです。

今日はぼくの開発部屋「ROOM　FALCOON」へようこそ！
KOF忘年会に向けてせっかく特設サイトも開設されたことだし、今回から忘年会まで全２回構成で「MIAってMI2から一体どう進化するの？」って言う部分を皆様にこっそり、お話して行きたいと思いまーす！
MIAを製作するにあたって僕と共に日夜開発に尽力している開発室の戦闘員を召還しましたぁ！！
それでは戦闘員の皆さん！自己紹介よろしく！！

サー、イエッサー。戦闘員Ａであります。ヌフフフフ…。

うぉーす！！戦闘員Bでごわーっす。

うぅ・・・。いやに薄味な自己紹介だね。…まあいいか。

さて今回第一回目はゲームの要！「ゲームシステム」に関して話していこうと思います！
MI2からMIAへの変更点を「ゲームシステム」にスポットライトを当てて話していきましょう！
MI2を遊んでくれた皆様にはおさらいの意味も兼ねてお話して行きたいと思います！！
ではでは、MI２から導入された新システム「さばき」から行ってみましょう！
攻撃手段の豊富なMIシリーズには是非取り入れたかった防御の選択肢「さばき」。皆様はどうです？使ってくれてましたか？

さあ、Aくん！皆様に説明してください！

イエッサ～。

え～、「さばき」とは、＋BCでの立ちさばき、＋BCでのしゃがみさばきで相手の攻撃を受け流して反撃に転じることができる強力な防御手段であります。

しかし、さばかれた側も相手の反撃をさらに「さばき返す」ことができたり、パワーゲージ一本消費で、さばかれモーションをキャンセルして、「ふっとばし攻撃」、「前方緊急回避」、「後方緊急回避」を出して仕切りなおしにすることもできるので、それらを含めた駆け引きが熱いシステムであります。
ただし、さばきの空振りモーションに攻撃を受けるとカウンター扱いになってしまうので乱用は禁物であります。

うんうん。その通り！
ぼくはいっつも「さばき」を誘われて、その隙に大ダメージを叩き込まれるんだよなぁ・・・＞＜

使うタイミングが難しいシステムだけど相手の攻撃をうまく捌けた時には「やったー！」って気持ちよさがあるよね！

ヌフフフフ。隊長はいつも「さばき」を失敗なさいますからね。

また、「さばき」自体は非常に面白いのですが、残念な面として、「さばき」のコマンドの関係上「ガード」を兼ねしまっているので、スタイリッシュアートなどの攻撃回数の多い攻撃に対してはガードしつつさばき成立ボタン（BC)で「割り込みさばき」を狙いやすく、言うなれば防御側は非常に安易に「さばき」を狙えます。
逆を言えば、攻め側は「割り込みさばき」が怖いので構成の長いスタイリッシュアートを使うのに躊躇してしまうという感じが否めないであります！！

た・・確かにその点に関しては気にかかる！
対戦を白熱させるために取り入れたシステムなので、そのコンセプトをもっと生かせるようにしたいなぁ・・。

防御側からすれば、どんな密度で攻撃されても連続ガードにさえなってなければ、ガードしつつB+Cボタンを連打してれば来るべきタイミングで「さばき」が自動発動なわけだよねぇ・・・。

攻め側にしてみれば、どれだけスタイリッシュアートや連携で相手を攻め込もうとしても、防御側が初段をガードした瞬間にB+C連打される・・・・か。これではちょっとしょんぼりだよねぇ・・・。

逆に守り側からすれば初段さえガードできれば上下に揺さぶられる前に連打で「さばき」・・って感じなのかぁ・・うーむ。

これでは攻め側と守り側のリスクリターンがバランス悪いよねぇ・・。

その点を考慮して、コマンドの変更してみようかなぁ・・・。

ガードしつつ・・っていう部分がネックになってるんであれば、いっそ＋BCで立ちさばき、＋BCでしゃがみさばきにしてみたらどうかな？
さばきを失敗しちゃった場合にはレバーが→と↓の方向に入っちゃってるのでリスクはあるわけだし、成功時にはリターンとしてこれまで通り、ある程度は自分側に有利な状態に傾くわけだし・・・。どうかな？隊員のみんな！

ヌフフフフ。
それならガードしながらの簡易「さばき」ということは防げるでありますね。

明確な狙いを持って「さばき」を行なわなければならないでごわすな。

よし！それで決まりだね！
明確なリスクに対しての明確なリターンかぁ・・・なかなか理想的だね。

では、次、ガードゲージについてBくんに説明してもらいましょう。

現在、「ガードゲージ」は耐久値が15個の目盛りの集合体で構成されていて、例外を除いて一回の攻撃につき1目盛り減っていき、ゲージの残量が0になると「ガードクラッシュ」してしまい、一定時間無防備な状態になってしまうでごわす。

0になったガードゲージはフルストックの１５個まで徐々に回復していくのでごわすが、回復するまでの間は一度攻撃をガードしただけでクラッシュしてしまう、非常に危険な状態が続くのでごわす。

そのため、ガードばかりするのではなく、前述の「さばき」や「後転」「サイドステップ」等の回避行動もうまく使う必要があるので、緊迫した攻防が楽しめるでごわす。

そうだね。

確かに防御手段は多いんだけど、それ以上に相手の手数が多くてしのぎきれないことがたくさんあるんだよなぁ…MIは。
スタイリッシュアートなどの密度の高い連携があるからなんだよねぇ・・＞＜

にしても、ちょっと簡単にガードクラッシュしすぎな気がするよね。

隊長はいつもAの容赦ないラッシュでガードクラッシュさせられているでごわすからな…。
やはり弱攻撃でも耐久値を1削ることができるのが、簡単にクラッシュしてしまう要因でごわすな。

じゃあ、今回から「ガードゲージ」は15個の目盛りではなく、限界耐久値をキャラクターごとに設定した「ゲージ制」にしてみようかな。

それと同時に技ごとにガードゲージ減少値を設定すれば、一方的な攻めだけでガードクラッシュして攻め倒されることは減るんじゃないかな？

それと、前回は削れたら削れっぱなしだったので、今度は一定時間経過での自動回復も付けてみましょう。

この自動回復もキャラクターごとに違うと面白いかと思うんだけど、どうかな？

ぶらぼー！それはすばらしいお考えであります、サー！

相手の攻撃ターンから逃れるチャンスが増えるわけでありますね。
ヌフフフフ…。

それにキャラクター毎の個性にもなるし、回復をめぐった駆け引きも生まれて、面白いでごわすな！

じゃあ、これも採用で！
それでは、最後に「通常投げ」について話し合ってみよう。

ヌフフフフ、「通常投げ」は、近距離でor＋C or Dと入力する事で相手を投げることができる、いわゆるガードを崩す手段の1つであります。

Cボタンで投げた場合は自分の正面側へ投げ、
Dボタンで投げた場合は自分の反対側へ投げるのであります。

MI2から、コマンド投げはダメージが大きいかわりにしゃがんでいる相手を投げることができないのでごわす。

「通常投げ」はダメージこそコマンド投げに劣るものの、相手の立ち、しゃがみに関わらず投げることができるので重宝するでごわす。

でもさあ～、投げようとして逃げられたり、間合い外だったりした時に特殊技やSAの初段とかが出ちゃうんだよねぇ…。

その場合、結構な隙になっちゃうから、硬直中にコンボを叩き込まれちゃって結構痛いんだよね・・。
それでいつも「通常投げ」を狙うのをためらっちゃうんだよなぁ…。

隊長はいつもちょっとした隙に、Aに痛いコンボを決められているでごわすからな。「通常投げ」に関しては暴発のリスクを減らしたいところでごわすなぁ。

よし！じゃあ、「通常投げ」のコマンドをA＋CとB＋Dにしてみるのはどう？
思い切ってレバー要素も外して同時押しにしちゃうんだ。
それと投げ失敗時に「空振りモーション」を付けてみよう！俗に言う「投げスカリ」ってやつだね。
これならSAや特殊技の暴発も出ないし、投げ失敗時の硬直も程々のリスクになると思うので、もっと積極的に狙っていけるんじゃないかな？

ヌフフフフ、投げキャラ使いのＢが喜びそうでありますね。
その仕様になるとダッシュからの通常投げも狙いやすくなるので、それを含めた攻防を考えると非常に展開のスピーディーな対戦が期待できそうでありますね。

それに、投げはずし後の読み合いも重要になってきて熱いでごわすな！
投げ外しボタンは前回同様に「A＋C」の投げは「Cボタンで抜け」、「B＋D」の投げは「Dボタンで抜け」でよかったでごわすか？

そうだね！抜けボタンはそのままで行こう！

じゃあ、早速ゲームに反映させてやってみよう！
対戦がめっちゃ熱くなりそうだね！

それでは、今回のシステム変更点をまとめてみようか！

・	「さばき」のコマンドが＋BCで「立ちさばき」、＋BCで「しゃがみさばき」に変更。
・	「ガードゲージ」は目盛り表示からゲージ表示になり、一定時間による自動回復が追加！キャラクターごとに耐久値の上限や、回復量の違いがある。
・	「通常投げ」のコマンドがA+CとB+Dになり、投げ空振りモーションが追加。

ヌフフフフ。大きくは３つですな。
他にも変更点があるかもしれないので、忘年会では皆様にいろいろと試してほしいでありますね。

今回のシステム変更で対戦がどれだけ変わるか楽しみでごわすなぁ！

次回は、新キャラクターの技コマンドを紹介しようと思います！お楽しみに！
それでは皆さん次の機会にまたお会いしましょう！！