幕末を舞台に、表の歴史では語られることのない壮大な戦いを描いた、剣劇浪漫対戦ゲーム「月華の剣士」の続編。“地獄門”をめぐる物語もいよいよクライマックスを迎える。前作より全て一新された背景、個々のプレイヤーの心情を細やかに描いたステージ演出など、様々な要素が追加され、さらに月華ワールドを盛り上げていく。プレイヤーキャラクターは、前作のボスキャラクター「嘉神」を含む12名に加え、新たに4名の剣士が加わり独自の武器・格闘スタイルを持つ16名から選択可能。空中弾き、ガードキャンセル弾きが可能となり、より多彩になった「弾き」や、空中受身、ダウン回避などの新システムの導入によって、対戦の読み合いがさらに深いものになっている。

遙か神話の時代、人間の存在する遙か以前。
世界には｢死｣というものが無く｢常世｣は存在しなかった。
しかし最初の｢死｣が世界に訪れたとき｢常世｣は生まれた。
時の秩序は｢封印の儀｣を執り行い｢死｣を｢地獄門｣の内へと封印したのである。
この時より｢現世｣と｢常世｣の二つの世界が誕生し｢生と死｣の歴史が始まった。

「朱雀」の暴走より半年。
「常世」に繋がる大穴は、嘉神の大罪を語るが如く未だ天空に座し、「現世」を伺っていた。
再び境界を閉ざし二つの世界を分断するには、遙か神話の時代より伝えられる「封印の儀」を執り行い「常世」からの気の流れを遮断する必要があった。
しかし「封印の儀」とは、「四神」の力と「封印の巫女」が揃って初めて成り立つ儀式である。
「封印の巫女」を探すため「現世」では「玄武」を中心にそれぞれが動き始めていた。

時を同じくして「常世」。
深い闇の底では「封印の儀」を阻止すべく、様々な意識が引き寄せ合いうごめいていた。
それらはやがて一つの思念となり、ある者を「現世」へ蘇らせた。

四神の長「青龍」として目覚めた楓。
天空を仰ぎ、己の過去が清算されないことを悟る守矢。
新たな運命の兆しを感じ始める雪。
そして、奇跡的に命を取り留め、己の運命を受け入れる男・・・嘉神。
それぞれの思いが交錯する中、時代は再び彼らを戦いへと誘っていく。