龍虎の拳チーム

■リョウ

　必殺技に“虎咆疾風拳”が復活し、ネオジオ版でMAX2だった“天地覇煌拳”がMAX超必殺技へと変更されました。また“天地覇煌拳”の変更により、MAX2には“烈・龍虎乱舞”と“撃・龍虎乱舞”の2つが用意されました。調整点としては、“弱虎咆”や“弱虎煌拳”の硬直を短縮、遠距離弱Kや遠距離強Kの発生を早めるなどのアッパー調整を施しています。

■ロバート

　演出面の強化としてMAX2“絶・龍虎乱舞”のフィニッシュ部分に虎のエフェクトとSEを追加しました。調整面では“強龍撃拳”の発生を早め、弾道を若干上方向に変更。“極限流連舞脚”の初段攻撃判定の増加や、“背牙龍”を無敵技へ変更するなど全体的に強化を行っておりますが、“飛燕龍神脚”の硬直時間を増加するなど弱体化された面もあります。

■ユリ

　新技に“飛燕足刀（ユリちょうスラッシュ）”を追加。この技は前進しながら回し蹴りを繰り出す技で、弱は強攻撃から繋げる事ができ、ヒット時は引きずりダウンに（カウンターヒット時はワイヤーダメージ発生）、強は通常技から繋がらないもののヒット時は強制ワイヤーダメージとなり追撃を行うことができます。またMAX2は“鍼！飛燕鳳凰脚”から新技の“ちょう！龍虎乱舞”へと変更、技自体も強攻撃から連続技にすることが可能です。以上のような強化点が目立つユリですが、しゃがみ弱Kとしゃがみ強Kのやられ判定の増加といった主力通常技の弱体化された面もあります。

怒チーム

■レオナ

　レオナには新たなMAX2として“デッドエンドインフェルノ”が追加されました。“デッドエンドインフェルノ”はレオナが通常時と覚醒時でそれぞれ技の演出が異なり、技のフィニッシュ時は通常状態から覚醒状態へ、覚醒状態から通常状態へとレオナの状態が移行する性能も兼ね備えています。調整面ではどこでもキャンセル時の繋ぎの幅を広げる調整として“ムーンスラッシャー”ヒット後に追撃判定が発生したり、“強グランドセイバー”ヒット後の追撃判定の強化を施しました。

■ラルフ

　MAX2“馬乗りギャラクティカファントム”中にコマンドを追加入力することで発動する派生技“ギャラクティカヴァンガード”が追加されました。この技は“馬乗りギャラクティカファントム”で画面外へ吹き飛んだ相手に対し追撃を行う技で、ジャストタイミング（1フレーム）でヒットさせると即死させることが出来る驚異の技です。それ以外の調整点としては、遠距離強Pとしゃがみ強Kの発生を短縮、“急降下爆弾パンチ”にダウン追撃判定を追加、しゃがみ弱Kから“スーパーアルゼンチンバックブリーカー”が目押しで繋がるなど多数の強化を施しました。

■クラーク

　「KOF2000」にあった“ガトリングアタック”が復活し、強版は“ナパームストレッチ”でキャンセルすることが可能となりました。また新技としてMAX2に“ロアリングスフィア−怒号層圏−”を追加。この技は計6回のコマンド入力を行うことで投げ技を連続で決め続ける言わば投げの乱舞技となっております。調整に関してはクラークもアッパー調整がされており、遠距離強Pとしゃがみ強Pの攻撃判定の強化、ラルフ同様しゃがみ弱Kからの投げが目押しで繋がるようになりました。

サイコソルジャーチーム

■アテナ

　「KOF2000」にあった“サイコシュート”が復活、新必殺技として“サイキックテレポート・フェイク”を追加しました。“サイキックテレポート・フェイク”は従来の“テレポート”と違いアテナの残像は前方向に移動しますが、アテナ本体はその場に残っているという一種のフェイント技になっています。調整に関しては、“弱サイコボール”の硬直を増加、“サイコメドレー（ヒーリングアテナ）”の回復量を減少させるなどの下方調整を行いました。

■ケンスウ

　演出面では強P投げと“龍爪撃”にエフェクトを追加。調整では強化点として“強龍顎砕”の無敵時間を増加、弱体化点として立ちふっとばし発生時に後ろに下がらなくなるように変更しました。

■包

　包は「KOF2000」をベースに調整、変更を行いました。MAX2に新技“サイコボール・グラヴィティ”を追加。性能は設置タイプの飛び道具で、相手を引き寄せる効果があります。性能変更点としては、“挽蛇（ジャンプ中↓＋弱K）”と“裏滑蹴（ ＋強K）”にダウン追撃判定が付加され、強P投げが投げ抜け可能になりました。

　という事でざっと今回のチーム紹介をさせていただきました。次回は女性格闘家チーム、美少女格闘家チーム、キムチームを紹介したいと思います。それではまた次回の講座でお会いしましょう！