みなさんこんにちは。ネオジオ博士です。アーケードに｢KOF’98UM｣が稼動して約2週間が経ちましたが、徐々にキャラクターの特徴を掴んできた方もいるのではないでしょうか。博士もゲームセンターでの対戦やネット上の書き込みを見ておりますが、今のところ新キャラや前作「KOF’98」時代の強キャラ達の使用率が高いように見受けられます。みなさんも最初は新キャラや持ちキャラの変更点を確認する事が多いと思われますが、実は意外なキャラが変更・強化されていたりするので、普段あまり使用しないキャラにも触れていただきながら、新しい「KOF’98UM」ならではの戦略を編み出して下さいね。

では早速、今回の講座も前回に引き続き新規参戦キャラクター紹介“第3回目”として、本作で新たに追加された4体の裏性能キャラクターより“裏キング”と“裏山崎”を紹介したいと思います。


■裏キング
「KOF」ならではの進化を遂げた表キングに対し、裏キングは「竜虎の拳」シリーズに準拠した性能となっています。“ベノムストライク”は画面端まで飛び、“トルネードキック”は横に2発蹴りを繰り出す旧タイプのものになっています。また“猛襲脚”も追加され、表キングでは必殺技である“ダブルストライク”と“サプライズローズ”が超必殺技扱いになっています。他のキャラと比べると必殺技は少ないですが機動性は高く、初心者でも扱いやすいキャラではないかと思います。
そんな裏キングの博士オススメ技は“猛襲脚”と“サプライズローズ”の2つです。
“猛襲脚”は過去作品においては打撃技でしたが、「KOF98’UM」では打撃タイプの投げ技として実装されています。投げ間合いが広く、またフィニッシュで打ち上げた相手に対して追撃が可能な為、画面中央なら“トルネードキック”か“ダブルストライク”、画面端なら少し難度は高いですが“弱トルネードキック（初段のみヒット）”から“トラップショット”といったコンボも狙えます。また、あえて通常技で追撃をかけて、着地に2択〜3択攻撃を仕掛けてみるのも一つの手かもしれません。
もう１つのオススメ技“サプライズローズ”は相手を打ち上げた後、地上でロックした相手を何回も踏みつける超必殺技ですが、実は初段の“相手を打ち上げる攻撃”に無敵がある為、対空技としても非常に頼りになります。ただし、打ち上げた際に相手との距離が離れていると、2段目以降のロック攻撃が当たらないことがありますので、相手を十分に引き付けてから使うようにしましょう。

■裏山崎
裏山崎は全体的に表山崎との技に大差はありませんが、技のモーションが「リアルバウト餓狼伝説」シリーズのものになっていたり、性能に違いがある等、若干異なるキャラクターになっています。
“蛇使い”や“ヤキ入れ”、“倍返し”など表山崎と共通の必殺技を持っている他に、“蛇使い”最大溜めで発動する“大蛇”、ダウン中の相手を踏みつけて攻撃する“トドメ”、そして“ドリルLv.4”を超える“ドリルLv.5”を備えています。
そんな「リアルバウト餓狼伝説」の性能に近い裏山崎の博士オススメ技は“蛇騙し”と“倍返し”です。
“蛇騙し”は“蛇使い”溜め中にＤボタンを押すことで溜め動作を解除する事ができ、対戦ではパワーゲージを溜める為に使用したり、通常技からキャンセルすることで隙を無くす使い方がありますが、“蛇騙し”を行った際の硬直が表山崎より少ないため、キャンセルを絡めた固めやコンボに非常に役立ちます。“近距離Ｃ→蛇騙し→ダッシュ近距離Ｃ→蛇騙し…”といった連携で、ガードクラッシュを狙う事も可能です。
もう1つのオススメ技“倍返し”は、強で出した場合には表山崎と性能に違いはありませんが、弱だと相手の飛び道具を吸収するだけでなく、再度“倍返し”のコマンドを入力することでいつでも飛び道具を放つことができます。また、この時に放った飛び道具には追撃判定が残されているため、画面端なら“蛇使い”や“ギロチン”などで更なるダメージを与えることも可能です。発生も非常に速いので、一度飛び道具を吸収したら、それだけで相手にとっては大きなプレッシャーとなるでしょう。

という事で今回の講座は裏キングと裏山崎の2体を紹介させていただきました。次回は“裏マリー”と“裏ギース”のご紹介をしたいと思います。
最後に家庭用に関してのご報告が遅れておりますが、現在着々と発売に向けて準備を整えているところです。皆様には大変申し訳ありませんが、あと少しだけお待ちいただけます様よろしくお願い致します。
それではまた次回の講座でお会いしましょう！